NCAA(National Collegiate Athletic Association = 全米大学体育協会)の baseball は今、各カンファレンスのトーナメントが全米各地で行われている真っ最中です。大学野球のシーズンも、いよいよ終盤戦に突入してきました。
ACCトーナメントはシャーロットで開催中
ノースカロライナの大学が多く所属する ACC(Atlantic Coast Conference) のトーナメントは、今ちょうど州内の シャーロット で開催されています。
注目の 佐々木麟太郎選手 が所属する Stanford は、実は 2024年からACCに参加 した新しめのメンバー(それまでは西海岸の Pac-12 所属でしたが、Pac-12再編に伴う移籍)。今大会は第12シードで、1回戦は突破したものの、残念ながら2回戦で敗退してしまいました。
一方、石川ケニー選手 が所属する Georgia は SEC(Southeastern Conference) 所属で、第1シードとして準決勝に進出しています。各カンファレンスとも今週末が決勝で、その後いよいよ全米トーナメントへと舞台が移ります。
全米トーナメントの仕組み
ここから先の流れがちょっと複雑なので、整理してみます。
- Regionals(64チーム → 16チーム)
各カンファレンスの優勝チーム、もしくは全米ランキング(RPI=Rating Percentage Index、対戦相手の強さも加味した独自指標)から選ばれた64チームが、4チームずつ16会場に分かれて戦います。方式はダブルエリミネーション(2回負けたら敗退)。 - Super Regionals(16チーム → 8チーム)
勝ち上がった16チームが8会場に分かれ、3戦2勝制で対決。 - College World Series(8チーム)
最終的に残った8チームが、ネブラスカ州 オマハ に集結。だからこそ大学野球の合言葉は "Road to Omaha" なんですね。
カンファレンストーナメントの位置づけ
上位校はシーズン成績で既にRegionals進出が確定しているので、カンファレンストーナメントでの目標は ホーム開催権の獲得。
一方、ボーダーライン以下のチームにとっては、カンファレンストーナメント優勝が唯一のRegionals進出への道 なので必死です。
ただしシード順によって1〜2回戦が免除されているので、シーズンを通じて好成績を残した上位校が日程的にも有利。よくできた仕組みです。
そして7月、MLBドラフトへ
大学野球シーズンが終わると、次の大きなイベントは MLBドラフト(7月11日〜12日)。
1日目は3巡目までの指名で全米でも注目度が高く、2日目は4〜20巡目まで一気に指名されます。なんと毎年 600人以上 がドラフトされるという、ものすごい規模なんですよね。
大学に進学した選手は 21歳以降でドラフト資格 を得られるため、今年のMLBドラフトは 佐々木麟太郎選手 や 石川ケニー選手 をはじめとする日本人選手にも個人的に注目しています。
進路は本人次第
佐々木選手は昨年のNPBドラフトで ソフトバンクから1位指名、石川選手は オリックスから6位指名 を受けているので、MLBドラフト後に最終的な進路を決めることになります。
⚾ Road to Omaha、これから1ヶ月、目が離せません。