車の事故って、どんなに些細なことでもストレスですよね🚗
駐車場で、コツン
先日、アパートの駐車場に停めていたたまご家の車に、隣の車が駐車スペースから出ようとして接触する、ということがありました。もちろんスピードはほとんど出ていなかったので、ボディのサイドに擦り傷とへこみ、という程度ではあったんですが。
とはいえ、修理は必要です。相手の方の名前や電話番号、保険の情報を聞いて、連絡を待つ、ということになりました。不幸中の幸いというか、まだ車に乗ってはいなかったもののその場に居合わせたので、事実関係ははっきりしている。アパートの駐車場でのことなので、公道で起きた場合と比べるとずいぶんましです。それでも、このあとどういう流れでことが進んでいくのか分からず、とりあえず憂鬱 だったんですよね…。
きっと車に乗っている限りこういうことはあると思うので、今回どう進んだか、特に「日本ではこうだろう」と思っていたのと違ったところを、まとめておきたいと思います。なお今回はアパートの駐車場内で、責任の所在もはっきりしていたので警察には連絡しませんでしたが、場合によっては必要かな、と思います。
「チャイルドシート、乗ってた?」
相手の方がすぐに自分の保険会社に連絡(file a claim といいます)してくれたので、「こちらからも手続きのことで保険会社に連絡してください」と、受付番号のようなもの(claim number)を教えてくれました。
いまだに英語での電話って憂鬱なんですよね…。しかも今回みたいに、内容もやや複雑となると。でも電話しないわけにはいかないので連絡すると、当時の状況の確認などに加えて、こう聞かれました。
え、だから特に誰も車には乗ってなかったんですけど…と思いながら、たまご娘のシートが後部座席に載っていたことを伝えました。あとから知ったことですが、アメリカでは 一定の条件を満たすと、事故に遭ったチャイルドシートは相手の保険で交換 になるそうです。
- 事故現場から自走できた
- チャイルドシートに一番近いドアが損傷していない
- 乗っていた人にケガがない
- エアバッグが作動していない
- シート本体に見た目の損傷がない
たまご家の場合、へこんだのがまさに 娘のシートの横のスライドドア。2番目に当てはまらないので「交換推奨」でした。乗っていなくても、です。
シートの型番が分かる写真を撮って保険会社にメールで送ると、数日で同等品が Walmart から配送されてきました! まだ車の修理が始まってもいないのに、特に傷んでいるようには見えないチャイルドシートだけ、新品がすぐに届くという…(笑) 肝心の車の方は、最初の聞き取りのあと「担当者がまた連絡するから」ということで、最初の電話は終わりました。
ディーラーは板金をやらない!?
最初の電話のとき、「これって、保険の処理が終わるまで修理には持っていかない方がいいんですよね? とりあえず担当者からの電話を待っていればいいんですよね?」と聞くと、「修理、どこか持っていきたいところはありますか?」と聞かれたんです。うーん、という感じで「ディーラーとか?」と答えると。
え!? って思いません? 調べてくれる、と言って電話口で待っていると、なんと やっていない、とのことだったんです。まぁどこの修理屋を選ぶかは自由なんだけど、うちの提携しているところでやると、永年保証なんかもついているし、とのこと。提携って…別に怪しむわけではないんですが、ちょっと解せなかったんです(笑)
そのあと同僚に話を聞いたり、帰宅後に Claude の「車管理セッション」にこの話を打ち込んだりしていると、状況が少しずつ分かってきました。アメリカでは、一般的なディーラーはむしろ板金を扱っていない らしいんですよね。日本でもディーラーが下請けに回すことはあると思うんですが、たまごの認識では「事故で保険で修理、ならまずディーラー」だったんです。アメリカでは、板金専門の修理屋(collision repair shop、口語では body shop)に持っていくのが一般的、と。
しかも、保険会社の 提携先(Direct Repair Program)なら、見積もりから承認、修理開始までがスムーズ。さらにレンタカーの手配、修理が長引いた場合のレンタカー期間の調整まで、すべてワンストップ でやってくれて便利、と。もちろん自分の好きな修理屋に持ち込むこともできるんですが、見積もりから承認までに余分に時間がかかったり、レンタカーの手配を自分でしないといけなかったりするようです。
- その場で相手の名前・電話番号・保険情報を交換。写真も撮っておく
- 相手が保険会社に file a claim。受付番号(claim number)をもらう
- こちらから相手の保険会社に電話。状況の聞き取り(チャイルドシートの有無も聞かれる)
- 修理先を決める。提携の body shop なら見積もり・承認・レンタカーまで一括
- body shop に車を持ち込んで見積もり(15分ほど)。日程を決める
- 修理開始日に車をドロップオフ。レンタカー会社が店まで迎えに来てくれる
- 修理完了の連絡。レンタカーは body shop に乗り捨てて、自分の車で帰る
Gerber と Enterprise、ワンストップは本当だった
結局、保険会社の担当者からすぐに電話をもらい、そのときには上のことが分かっていたので「提携先で進めたい」と伝えると、「じゃあ提携先の修理屋から連絡入れてもらうし、レンタカーの方にも言っておくね」ということで進みました。
今回修理したのは Gerber Collision & Glass という、板金とガラスの修理屋。聞いたこともなかったんですが、結構有名なチェーンのようです。保険会社の担当者からの連絡のあと、すぐに Gerber から電話があり、「見積もりに持ってこれる?」と。車でそこまで行き、15分ほど傷の様子を見て見積書(と言ってもこちらの負担はないわけですが)をもらい、「それで進めたい」と言うと日程を相談。数日後から修理開始となりました。同じ日にレンタカー会社(Enterprise Rent-A-Car)からも連絡があって、「修理開始日に Gerber に迎えに行くね」と。
当日 Gerber に車をドロップオフすると、すぐにレンタカーの店員さんが迎えに来てくれて、店まで行き、車を借りてそのまま帰宅。当初は5人乗りの車だったようですが、「たまごの車と同じミニバンがいい」と言うと保険会社に聞いてくれて、"family need" という要件で承認されました。
当初の見積もりでは「10日ほどで完了」と言われていたんですが、3日後に「できたから取りに来れる?」と電話。ちょっとなぜ(笑)?と思いながらも車を取りに行き、レンタカーは Gerber で乗り捨て。これで全部完了です。
CDW、断る練習までしたのに
レンタカーを借りる際、レンタル代は相手の保険から支払われるんですが、カウンターで CDW(車両損害の免責) の加入を勧められる、と聞いていたんです。こっちが悪いわけじゃないのにお金を払うのも嫌だな、と。だいたい1日 $15〜20 なので、1週間で $100〜150 はかかるわけで。綿密な試算(!)のうえ「入らなくても大ごとにはならない」と判断して、断るシミュレーションを Claude と一緒に練っていた んですが。
ただ今回それで、レンタカーの保険と自分の保険のカバー範囲を再確認できて、それは収穫だったな、と思います。ちなみにこのときのカウンターで聞いた「Have you been helped?」の話は、こちら に書きました。
何もないのが、一番
修理費用は $2,000 超。相手の保険から支払われるので金銭的な持ち出しはなかったわけですが、行ったり来たりや不慣れなこともあって、疲れたなぁ というのが素直な感想です。でもやっぱり、きれいになって帰ってくるとうれしいですし、こういう感じで進んでいくんだなぁ、と勉強になりました。
でも、何もないのが一番ですね!🥚