📖 以前ハマった話を書いたバードウォッチング、実はまだ続いています🐦 最近は、自宅の周りで見られる鳥なら、遠目でもだいたい何の鳥か分かるようになってきました。
「色」だけに頼れないから、面白い
双眼鏡を持ち歩いて観察するのはもちろん楽しいんですが、鳥って近くでじっくり見るのがなかなか難しい。むしろ、少し離れたところにいる鳥を見つけて「何の鳥か」を当てる のが、腕の見せどころだったりします。
鳥を見分けるうえで一番わかりやすいのは、やっぱり 色。でも──遠いと、その色がよく見えないことって、ありますよね。そういうときに、色以外にも 参考になる手がかり がいくつかあるんです。
色が見えなくても分かる、5つの手がかり
たまごの家の周りでよく見る鳥といえば、American Robin(アメリカコマドリ)、Mockingbird(マネシツグミ)、Brown Thrasher(チャイロツグミモドキ)、Cardinal(ショウジョウコウカンチョウ)あたり。実はこれら、サイズ的にはどれも似ている んですが、動きや姿でちゃんと見分けられます。
「この部分が何色で、ここが何色で……」という色の情報ももちろん大事なんですが、遠いと見えにくいし、そもそも ちょっとしたバリエーション もあるんですよね。「あれ?ここの色がいつもと少し違うぞ?」とか。
これ、オスとメスで差がある場合もあれば、ただの個体差 ということもある。で、結局よく見ると「なんだ、いつものこの鳥か」となる。だから、コモンな鳥でも 数をこなすほど「守備範囲」が広がっていく んです(笑)。
たまに出会う「なんだこの鳥?」の喜び
そんな中で、たまに 「なんだこの鳥?」 という一羽に出会うことがあります。そういうときは本やインターネットにあたって、自分が見たものと照らし合わせる。そして 「これか!」 と正体が分かったときの喜びは、ひとしおなんですよね🥚
これ、医者の「診断」とちょっと似ている
唐突ですみませんが──この鳥の見分け方のプロセス、実は 医者が病気を診断していくプロセス とちょっと似ているんです。
たまごは日本では医者をやっていたんですが、医者になりたての頃は、まず 病気を「知らない」。いろんな病気があることは知識としては知っているんだけど、実際に見たことがないので「自分のもの」になっていない。だから、目の前の患者さんを前にしても、病名がパッと頭に浮かばないわけです。
- Common disease(よくある病気)を見ていく:まずは典型的なパターンを数多く経験して、基本形を体に入れる。
- そのバリエーションに触れる:「あれ、これもありなの?」という少し違うパターンに出会いながら、診断の幅が広がる。「これも肺炎、これも肺炎」「これも喘息、これも喘息」と、同じ病気でも見え方の幅を知っていく。
- Rare disease(稀な病気)に出会う:「なんだこれ?」となって調べる。そして「これか!」と分かったときは、やっぱり嬉しい。
……どうでしょう。コモンな鳥を数多く見て守備範囲を広げ、たまの珍鳥に胸を躍らせる のと、驚くほど同じ構造をしていると思いませんか?
結局は「アンテナ」の話
結局これって、いわゆる アンテナ、感受性 のようなものなんだと思います。自分が 積極的に受け入れよう、細部を観察しよう と思ったときに、ものの見え方って変わってくる。そうして初めて、本当に自分の中に落とし込めるんですよね。